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飛騨高山の冬は、市街地であっても気温がマイナス10℃を下回る日も珍しくありません。
寒さを感じると、観光を楽しむ以前に我慢大会になってしまい、ゆっくり散策する気持ちの余裕が無くなってしまいます。
当然・・・と言えば当然ですが、暖かい服装でお越し下さい。

ポイントとして、
 ・ 上半身の暖かい服装に加え、タイツなど下半身を保護するものを加えると快適度が増します
 ・ 風が強い日は耳当てや、首元から冷たい風が入らないようマフラーも有効です
 ・ 手袋をしましょう

このあたりが冬の飛騨高山をお楽しみ頂ける服装のポイントとなります。


ただし、耳当ては音も同時に遮ってしまうため、車の接近に気が付かなくなる場合があります。
特に、最近のハイブリッド車は音が静かで気が付きにくく、知らない間に車が接近していて驚いてしまうということがあります。
耳当てをしている時は、いつも以上に周囲に気を配るようにして下さい。

また、手袋は安全のためでもあります。
滑りやすい雪道を歩くとき、倒れそうになった体を最後に支えるのが手だからです。
寒いからとポケットに手を入れて歩くと、万が一転倒しそうになった場合に体をとっさに庇う事が出来ません。
倒れたら最後、固い氷の地面に体、最悪の場合顔面や頭を強打してしまうことになります。
高山タクシーから、冬の飛騨高山を安全に楽しく観光頂けるよう、服装等の装備や散策する時に注意するポイントなどをご紹介します。
服装は?
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飛騨高山は、主要観光地が旧市街中心部の車が入れない場所に集まっていますので、徒歩での観光が中心となります。
雪や氷で滑る危険な道を歩くことになりますので、靴選びは極めて重要です。
靴は重要!
歩きやすいからとスニーカーでお越しになる方を非常に多くお見かけします。
スニーカーは靴底がそもそも雪道に適していないので、簡単に滑って転倒します。
除雪がされていない、除雪した上に新たな雪が積もった場合など、靴の高さ以上の雪の上を歩かなければならない場合もありますので
滑りやすい上に靴に着いた雪や氷で簡単に濡れて足元が冷たくなってしまうスニーカーは、雪道には合いません。

ムートン系のブーツは、一見暖かそうで雪道や寒い冬に適しているように思われがちです。
路面に雪が無い場所で履く分には問題ありませんが、濡れてしまいやすいので、スニーカーと同じ理由で適していません。
旅行先にシューズドライヤーを持参されることはまず無いと思いますので・・・。

ハイヒール系の靴や厚底の靴は絶対にお止め下さい。
滑る道を歩くのに、地面の感覚が分かりにくい靴やバランスの悪い靴は怪我を誘発するだけです。


雪道に合わない靴を履くと本当に簡単に転倒しますし、合わない靴で歩く負担は相当なものになります。
実際、歩き疲れた・もう歩けないというお客様をタクシーでお迎えに上がったら、上に挙げたような靴だったという事が多いです。
また、道路での転倒は、その時運悪く車が来ていたら・・・という、怪我だけでは済まないリスクも考えなければなりません。
ご自身の身を守るためにも、少しでもリスクを減らす適切な靴でお越し下さい。
通常、歩く時は 踵で着地→つま先へ体重移動 になりますが、、、
この方法で歩くと・・・着地した瞬間に滑って後ろに倒れ、尻もちをついたり後頭部を強打します。
ならば、前のつま先側に体重を乗せて歩くと・・・今度は前に滑って顔面を強打することになります。

じゃあどうしたらいいの!?

つま先や踵に偏って体重を乗せず、いつもより小幅のベタ足で着地するのが基本です。

この時、軽くでいいので膝を曲げて歩くとなお有効です。
これはスキーやスノボの経験者ならお分かり頂けますが、膝をあらかじめ少しでも曲げていれば
崩れたバランスを最後まである程度保つことが出来るからです。

小幅で歩く理由は、いつもの歩幅で歩くと、どうしても踵着地になってしまうためです。
歩き方
【落雪注意】
 晴れて少し温度が上がると、屋根に積もった雪が溶けて塊になって落ちてくることがあります。
 粉雪なら冷たいだけで済みますが、家の中を温めて生活しているので熱が屋根に伝わり、雪が溶けて凍ってを繰り返すので
 一般的に屋根上の雪は上層が雪、下層は固い氷の塊になっています。

 これが落ちてくると・・・場合によっては怪我だけでは済みません。

 通常、落ちそうな雪がある時は住んでいる家の方が安全を確認して屋根の雪下ろしをされますが
 空き家であったり、雪下ろしが間に合わないほどの降雪があった場合は危険です。

 落ちそうな雪の下は歩かないよう、避けて通って下さい。


【つらら注意】
 雪が降らない地域の方をお送りすると、大きなつららを見て大変喜ばれることが多いです・・・が、これも危険です。

 ご存知の通り、つららは先が尖っています。
 また、成長(?)すると大変大きく重さも相当なものとなります。

 これが頭上に落ちてくると・・・怪我だけでは済まない場合もあります。

 これも家の方が安全を確認して割って落としたりしますが、つららの下はなるべく歩かないようにして下さい。
 特に、少し気温が上がる日や冬の終わりに近づいて日中の気温が上がってくる時期が一番危険です。
頭上注意!
【側溝に注意】
 2つ注意があります。

 1つは、雪で隠れている側溝があります。
 気付かず歩くと・・・当たり前ですが落ちます。
 足が濡れるだけで済めばまだ良い方ですが、水の勢いがある深い側溝は大変危険です。
 雪で隠れた場所を歩く時は、道路の隠れた側溝に注意して下さい。

 もう1つは、市民の除雪によって側溝の蓋が開けっ放しになっている光景が多々あることです。
 特に市街地で見られますが、住宅密集地では雪を貯めておく場所が無いために、自宅前の雪を側溝に流して排雪します。
 その時の蓋を開けっ放しにしてある事が多く、気付かず歩くと大変危険です。

 カラーコーンやスコップその他で蓋を開けている目印にしておられる方も多いのですが、
 開けてある側溝にも注意して下さい。

 公道上に設置されている側溝でこのような行為によって万が一怪我や事故が誘発された場合、
 目印の有無に関わらず、開けた方が責任を問われることになりますが、
 市街地では大変よく見かける光景ですので、歩かれる際はご注意下さい。
 


【車道に出て歩くのは危険です】
 歩道より車道の方が路面の状態が良いと、どうしても歩きやすい車道や車が作った轍(わだち)を歩きたくなりますが
 急に車道に出られますと、後ろの車は急ブレーキをかけなければならなくなります。
 しかし、凍った路面では、いわゆる「急には止まれない」と言われる車が、更にもっと止まれません。
 事故防止のため、歩道を歩くようにして下さい。

 やむを得ず車道側に出る場合は、周りをよく注意して確認し、最小限にしましょう。
地面も注意!
タクシーは基本的にFF車(前輪駆動)、またはFR車(後輪駆動)です。
雪道では4WD車でないと登れない坂や入れない場所もあり、ご指定の場所までお迎えやお送りが出来ない場合があります。
また、除雪した雪の山によってお客様が乗降しやすい場所に車を寄せられない場所も多々あります。
その他、除雪されていない場所へ進入は車がスタックしてしまう場合もあり、
乗務員の判断で手前までで運行を中止したり、車が入れる場所までお客様にお越し頂くようお願いをする場合もございます。
その点、予めご了承下さい。
タクシー
【冬季はお迎え・お送りが出来ない場所があります】
高山地域ではタクシーの流し営業が 『禁止』 されています。
各社指定の乗り場等までお越し頂くか、お電話にて配車をご依頼頂くこととなります。
【高山地域のタクシーは、流し営業をしていません】
高山タクシー乗り場 貸切 上高地タクシー乗り場の詳しいご案内
高山タクシー のりばをGoogle Mapで確認
路面状況の悪い時は交通の流れが悪くなりますが、距離は同じでも時間が余分に掛かる分、
料金がいつもより上がる場合があります。
これは、タクシーが距離だけではなく時間でも料金を頂く 「距離時間併用料金」 であるためです。
ご理解の程、お願い致します。
【冬季は運賃がいつもと違う場合があります】
ブーツ・スノーシューズなどで、防水性があり、靴底に滑り止め加工のあるもの
×
スニーカーやムートンのブーツ
絶対×
ハイヒールの靴(高確率で転倒し怪我します)  厚底の靴(高確率でバランスを崩し転倒します)
気持ちは分からなくもないのですが、雪は空気中のホコリなどを核にして水分が凍って結晶化したものです。
人によってはお腹を壊したりする場合もあります。
屋根からぶら下がったつららも同様です。
その他の注意
【雪は食べないようにしましょう(笑)】
グループでお越しの若い方を中心に、雪玉を作ってお友達に投げる微笑ましい光景をよくお見かけします(笑)
雪が降らない地域からお越しの方にとっては、これも一つの想い出や経験になると思います。
首元近くに当たって雪が体の中に入ってしまった時などは、冷たくて慌てますから。

投げる時は必ず周りに注意して、無関係な方やご近所のお家、走行中の車に当たらないよう注意しましょう。
何度か運転中に飛んできてビックリしたことがありますので…。
無関係な方に当たれば当然怒られますし、車に当たれば運転手から高確率で何か言われます。

なお、水分を多く含んだ重い雪を握ると、本当にカッチカチに固まります。
当たりどころが悪いと、当たったものを壊したり、人なら怪我をする場合もあります。
握る力と投げる強さにも加減が必要です…が、投げる事を推奨するものではありませんので悪しからず。
全国各地の雪国では雪合戦大会のようなものも開催されているようですので、
そちらにご参加頂いて存分にお力を発揮して下さい。
【市街地での雪合戦は、特に周囲に気を配りましょう】
雪は基本的にどのような物の上にも積もりますので、電線の上にも積もります。
この雪、なぜかタイミングを計ったかのように、下を歩くタイミングでよく落ちてきます。
当たり前ですが…冷たいです。

なお、電線から落ちてきた雪に当たっても感電はしません。
【電線に積もった雪は、タイミングを計って落ちてきます】

ご利用上の注意
漫画では、雪の坂道で転ぶと、転げ落ちる時に雪だるまになる絵を見かけますが・・・なったことが無いです。
 「どこか体を打って痛い」 「服が雪まみれになって濡れる」 「服装の隙間から雪が入ってとにかく冷たい」 
 「周囲の視線が痛い」 のいずれかです。
【漫画のような雪だるまにはどうしてもなりません】